長野県駒ケ根市に建つ「かしの実クリニック」です。
ここの院長先生はとても優しい方で「患者さんを時間をかけてきちんと診てあげたい。」「スタッフが気持よく働けないと患者さんに優しく接しられないかもしれないので、スタッフも気持ち良く働ける医院にしたい。」とのお考えをいただき、設計をスタートました。

外観はどことなくケーキのような不思議な外観ですね。 山並みと青い空、白い雲、四季の移り変わりの中で風景を損なわないようにシンプルで人なつっこいデザインを心掛けました。
医院の入り口です。

風の強い時がありそうでしたので、来院の患者さんを強い日差しや風、雨や雪から守るために屋根つきのアプローチとしました。

オレンジ、イエロー、グリーンの光が乱舞するいかしたアプローチです。
応接相談室です。

患者さんとのコミュニケーションに場ですので、心和らぐムードを空間に持たせたいと考えました。光の落ち葉が舞う感じの美しい部屋です。
待合室です。

この医院は冷暖房にパネル式を採用しています。クーラーが苦手な方も多いようですが、パネルなので吹き出しが無いため、心地よい自然な涼しさが気持よいです。
待合から受付を望みます。

受付はオープンタイプで、患者さんとのコミュニケーションを大切にした設計となっています。

間接光を多く使い、落ち着いた優しいムードになりました。
待合室からの眺めです。

有孔ブロックとパーゴラデッキなど、南の島のリゾートに来たかのような静かな美しさに満ちています。
待合室の外にあるパーゴラデッキです。

これが待合室からの眺めを豊かなものにしています。
医院の処置室です。

現在はベッドや医療機器が並んでいますが、写真は医療機器やベッドが置かれる前の空間です。
看護師さんたちが働きやすいように工夫されています。

ベッドに寝ている人に照明がまぶしくないようにと先生の希望で作業室としては珍しい間接照明となっています。
 診察室です。

窓からは中庭が望め、紅葉が風に揺れる美しい風景が目に飛び込んできます。

先生のたっての望みが、外が見れる診察室でした。患者さんにも柔らかい空気を提供できて成功でした。
 医院内のトイレです。

ここも先生のこだわりがあり、お母さんとお子さんのことを考えてベビーサポート、おむつ替えベッドなどが考えられたスペースとなっています。

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(有)君島弘章建築設計事務所
君島 弘章

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